京都森林・木材塾のお知らせ
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「京都の森を守り育てる」講演会
- 日時:平成31年1月25日(金)午後2時~4時20分
- 場所:京都木材会館(京都市中京区西ノ京小倉町138)
- 講師・演題
①木村 均氏(京都府農林水産部林務課長)
「京都府豊かな森を育てる府民税」活用事業の内容とその効果
②川井秀一氏(京都大学名誉教授、同生存圏研究所特任教授)
森林バイオマス利用の現状と課題
- 参加者:府民など32名 <取材:京都新聞、日刊木材新聞、林経新聞、東洋木材新聞>
- 主催:特定非営利活動法人 京都森林・木材塾
- 協力:京都府森林組合連合会、(一社)京都府木材組合連合会
講演会内容
開会あいさつ
林理事長挨拶(綠豊かな森づくりを目指して頑張りたい)
木村課長の講演
木村林務課長(防災・減災対策を強化したい)
講演を熱心に聴く参加者
府民税実績(森林整備・保全60%、循環利用36%、啓発4%)
国及び府の今後の動き
意見交換(国と府の制度、使い分けが難しいのでは?)
川井京大名誉教授の講演
川井名誉教授(森林・林業・木材産業再生のチャンス)
国の森林環境税概要(全国の市町村に譲与される)
木質資源の物質フロー(林地残材はほとんど利用されず)
林地残材からチップ生産(鹿児島県 山佐木材(株))
意見交換(木材の良さについて普及啓発が必要)
閉会
玉井顧問挨拶(林業・木材産業の振興に向け努力したい)
参加者の感想
- 「京都府豊かな森を育てる府民税」による事業について、森林整備から木材利用まで様々な事業が行われており非常に勉強になった。府民に向けもっとPRしてほしい。
- 「国の森林環境税」事業により、「木材の安定供給体制と儲かる林業」(H21 森林・林業再生プラン)に向け、関係者一体となって努力していく必要があると感じた。
- 森林は多くの公益的機能を有しているが、採算が合わないため放置森林が多くなった。きちんと森林整備されていたら、昨年の自然災害もかなり減っていたのではないか。
- 木造建築物は“健康で快適な住まいづくり”に役立っていることは、川井先生の説明でよく分かった。一人でも多くの人に“木材のもつ優しさ温かさ”を体感してもらいたい。
木材新聞に掲載
東洋木材新聞(平成31年3月20日)