(一社)京都府木材組合連合会のお知らせ

「森林環境税」創設署名のお願い<6月15日必着>

「森林環境税」(仮称)創設に関するご賛同のお願い ‼

私たちが暮らす京都府の森林面積は34万ha余りで、府域の75%を占めております。
これらの森林は、木材の生産のとどまらず災害の防止や水質や空気の浄化、CO2の吸収、保健・レクリエージョンの場の提供など多面的な機能を発揮して、私たちの生活を守っています。そして、この森林の機能を他の機能に置き換えた場合に換算すると、毎年、1兆円近くの恩恵を京都府民に与えており、府民みんなの貴重な公共財産といえます。

特に、戦後復興のために先人たちが築いてきたスギ・ヒノキを中心とする人工林は府内森林面積の38%に達しており、今や成熟の時を迎えていますが、私たちの生活の周りでは、木材から鉄やアルミニューム、プラスチックなどに代わってきて、国産材の自給率は未だ20%台と低く、国産材の価格は依然として低迷を続けており、このような状況が森林所有者の山離れを加速させています。

人工林の健全な育成のためには、間伐を中心とした森林整備が絶対に必要ですが、放置森林が増加すると、森林の機能は低下し災害の発生など甚大な環境悪化の原因となりかねません。

こうした状況を打破するためには、国産材需要を増大させることが肝要であり、京都府では、川上から川下までを一つの大きな流れとするための施策を展開されています。これは、木材の循環利用と森林整備をしっかりと結びつけようとするものですが、川上から川下までのきめ細かな施策やインフラの整備を行うためには、どうしても独自財源が必要となってきます。

全国に目を向けますと、すでに35県において「森林環境税」が創設され、その財源を活用したきめ細かい施策で適正な森林管理が進められています。

川上から川下までの流れを確実なものにするため、COP3開催の地でもある京都府で「森林環境税」の創設が実現するよう、ここに、各位のご賛同をいただくことをお願いするものであります。

なお、各位のご賛意は今後、京都府議会への請願に結びつけることとしておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

平成25年5月

京都府森林環境税創設運動呼びかけ人代表
京都府森林組合連合会 会長 梅原 久弘
京都府木材組合連合会 会長 辻井  重
京都府林業振興会   会長 梅原 久弘

賛同署名文 書類ダウンロード

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