京都森林・木材塾のお知らせ
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京町家講演会開催~100年後の京都を考える~
- 日時:平成28年1月23日(土)午後2時~4時
- 場所:小島邸【京都市景観重要建築物】(京都学園大学キャンパス)
(京都市中京区新町通錦小路上る384) - 演題:京町家を保全し再生するために
- 講師:NPO法人 京町家再生研究会理事長 小島 富佐江 氏
- 参加者:府民25名 <取材:NHK京都放送局、東洋木材新聞>
講演会
講演会場(小島邸:明治32年建設)
小島富佐江氏の講演
講演内容
- 京町家がなくなれば、京都は京都でなくなる。
- 京町家を再生するため所有者の努力は大変なものである。建築基準法、相続税等見直し京町家を維持しやすいものにしてほしい。
- 新しい時代に合った京町家の建設が進むことが、私の夢である。
小島邸の見学
手入れが行き届いた部屋
報道関係者の取材
光と風を取り込んだ中庭
心なごむ裏庭
意見交換会
活発な意見交換
意見交換の主な内容
- まちなかではマンションなど増えている。マンションは住民が祇園祭に参加するなど地域に根付くが、ホテルは外国観光客の一過性のもので大変危惧している。
- 町家を改修してゲストハウスにしたが、規制が厳しい上、固定資産税が十数倍となった。町家を再生しやすいものにしてほしい。
- コンクリートと違い町家は改修すればいつまでも住める。宮大工が京都府職員として仕事をしており、循環型資源である木造の文化を残し、京町家が増えることを望む。
参加者の感想
具体的で分かりやすい話で非常に有意義な講演会であった。これからも京都らしさを残していくため京町家の保全に少しでも協力していきたい。ありがとうございました。